ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

博物館とは何か

博物館とは何か。何を提供する場所なのだろうか。

休日の午後、2時間ほど時間があったので駅のそばにある博物館に寄ってみた。

 

●●ミュージアムという名前で、数年前にリニューアルされたらしい。

大きなスクリーンやタッチパネル式のモニタ、入場券にはQRコードが印刷され、博物館内で個人を特定しながら遊ぶことができる。

 

デジタルにずいぶんと投資をしたんだな、と思われるのだけど、そこには実体が感じられなかった。

生き物の話でもアニメーション化された生き物が登場したり、歴史の話でもコミカルに演出されたものだったり。

プロジェクションマッピングや合成の技術は素晴らしいけれど、そういう展示でいいのだろうか、なんて思ってしまった。

 

対象年齢なのか、考え方なのか、学ぶための施設というより遊ぶための施設になってしまったのか。

湿っぽい昔ながらの博物館だと意欲がわかないのは充分に分かるんだけど、無理にデジタル化しなくても、アトラクション化しなくてもいいのかな、なんて。

 

観光文化施設ということもあるのだろうけれど、学びの要素は非常に薄かったというのが感想だ。

 

チームラボの特別展示だったり、近未来を問うような電力会社がやっている博物館などであれば受け入れられたのかもしれないけれど。

かなり不完全燃焼な気分で終わった博物館だった。