好みや性格が似ているのは居心地がいい。
空気で感じられるというか、ちょうどいいところにボールが飛んでくるような感覚。
一緒に出かけても、一緒にお茶してても、すごく自然に見えるし、自然にいることができる。
同じ料理を食べながら「美味しい」と言えることも幸せだし、同じ映画を見て「つまらなかった」と言えるのも幸せなこと。
好みや性格が両極端な人であれば、新しい刺激をビシバシ得られる。好みや性格が似ているなら冒険はできないけど、安定して落ち着いていられる。
刺激が強いのもいいけれど、やっぱり好みや正確が似ているほうが僕には合っていると思う。
好みや性格が似ている人と一緒にいるとき。
あなたはあなた、わたしはわたし。とラインを引かないといけなくなる。
ちょっとだけビジネスライクに。お互いが気持ちよく独立していないといけない。
好みや性格が似ていると、マイナスの面もお互い似ているから。
ちょっとした波に溺れてしまったり、周囲の変化についていけなかったり。
近くにいればいるほど、そういったものを引き寄せてしまう。なんせ好みや性格が似ているのだから。
頼ることが悪だとは言わないし、1馬力より2馬力のほうが優れていることも多い。
ただ、お互いが独立しきれないなら。依存してしまうとしたら、似たもの同士はやめておいたほうがよさそうだ。
好みや性格が似ていると共感しやすくなる。同じように感じられるから。
プラス方向には2倍のパワーが発揮できたなら、マイナス方向にも2倍のパワーが発生してしまう。
だから、そうならないためにも、マイナスのパワーが働きそうなときは、距離をおくような。そういう仕組みづくりが重要なのだろう。
好みや性格が正反対であれば、プラス方向に2倍にはならないけれど、安定して一定に維持することができる。
その引っ張られ具合が絶妙なバランスを生み出してくれている。
どっぷり手を組むなら、正反対の人がいいんだろうな。と思いながらも居心地がいいのは似ている人。
似ている人と楽しく過ごしていきたいなら、意識して依存しない仕組みを作っていったほうがいい。
やっぱり居心地がいい人と、一緒にいたいと思うから。
- 作者: エドワード・J・カンツィアン,マーク・J・アルバニーズ,松本俊彦
- 出版社/メーカー: 星和書店
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