ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

いわゆる「プライド」とぶつかっている自分、折れるべきか、突っ走るべきか

「プライド」を「プライド」と認識するまでには、随分と時間がかかった。

 

停まらなきゃいけないラインを超えて振り返ったとき、「あっ、プライドが後押ししてる」と気付いた。

 

そのライン、超えないほうがよかったかもね。

売り言葉に買い言葉、けんか腰になってしまう癖はよくない。生産性が著しく悪くなるし、周囲の空気も悪くなる。

 

「だったら、お前がやればいいだろ」

「わかりました、やればいいんですよね」

なんて、張り合いをしたところで、それは正解だったのだろうか。

 

反論されたとき、2パターンの返答がある。

 

ひとつは「わかりました」と言って引き下がる。ドライに引き下がる。

もうひとつは「そこをなんとか、、、お願いしますよ」と、もうちょっとしがみつく。

 

どちらが正解とかないけれど、後者の場合は自分自身を丁寧に操らなきゃいけない。

内心は「うるせー、ばかやろう」と思っているかもしれない。でも、もう一度、さらに頭を下げないといけないのは、自分のプライド云々とは言っていられないからだろう。

 

もちろん、その背後にある大きなプライドを維持するためかもしれないが。

プロジェクトが頓挫してしまわないように、自分の気持ちに反しても行動しなければいけないときがある。

 

「自分がやればいい」「自分ができるから、それでいい」と考えていると、組織は回らない。グループで、チームで仕事をする意味がない。

 

それぞれに役割があって、それぞれが成果を発揮するから、グループ、チームで働くことができる。

 

今までスタンドアローンで仕事をすることが多かったから、この点は苦手だ。

わざわざ頭を下げてお願いするなら自分でやってしまおう。

今の環境では、これは悪い癖。

適材適所、動いて欲しいなら、動いてもらえるように。

 

とにかく面倒なことが嫌いで、面倒なことを避けてきた。

そのプライドをちょっとだけ緩めて、同じフィールドで正面から戦わずに。

 

「しょうがないなー、なんとかしてあげなきゃ」くらいの大きな心で行動していこうと。

そんな気持ちと「僕がそこまでやらなきゃいけないの??」という気持ちに挟まれながら、今日も1日が過ぎていくんだなと実感している。

 

プライドを認識したからこそ、今度はそのプライドをコントロールするプライドが生まれた。

見えないまま、そっとしておいたほうがよかったかもしれない。更に1段上の自分にならなきゃいけないと感じてしまったから。

 

 

賢く「言い返す」技術―――人に強くなるコミュニケーション

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