デザイナーさんを話をしていて、こんなことを言われた。
「ライターって名前が出るから実績にしやすいですよね」
署名記事と言われるものがある。
記者名やライターさんの名前が入っている記事。
最近のウェブメディアでは、誰が書いたか、というのが重要になることだってある。
名前付きで公表されているのであれば「あの記事は私が書いた」と言いやすい。
対してデザイナーさんはどうか。
なかなか名前を載せることができないし、実績として公表することもできないのだとか。
例えば企業のロゴを作っている人、名刺をデザインした人、ポスターを作っている人。
誰が作ったのか分からないものが多い。お菓子のパッケージは誰がデザインしたんだろうか。このディスプレイツールは誰が考えたのだろうか。
ライターとしては気付かなかったけれど、デザイナーさんと話をする機会があって、署名記事のありがたさを知った。
今までは、そんなに感じなかったけれど。署名記事はありがたいものだと感じられるようになった。
ライターの世界では当たり前のことが、デザイナーの世界では当たり前じゃない。
まだまだ世の中を知らなさすぎたみたいだ。
せっかくだから、自分の記事だということに自信を持って。まがい物にならないように。ますます努力していきたい所存だ。