過去の自分を懐かしむことは悪いことではないと思っている。
「過去は変えられない」から前を向いて生きよう。なんて言われるけれど。
あの当時のオレ、楽しそうだったな、って。あの当時のみんなはワクワクしてたな、って。
そんな過去を見ながら、今の自分の立ち位置を確認する。
思っていた方向と全然違う今がある。
今の自分に100%満足しているのならいいけれど、どちらかといえば、あたりさわりのないところに収束しているような気がしている。
はちゃめちゃな人生だな、と振り返って思ったとして、はちゃめちゃで生きていきたいなら今のポジションじゃダメなのだろう。
前を向きながら進みたい方向を定めて、後ろを向きながら足跡を検証する。
まっすぐな線になっているのか、ジグザグな線になっているのか。それは自分が目指してきたそれなのか。
過去を振り返ってゴリゴリにヘコむことだってあるから。見たくないものに蓋をしないで、心が折れるくらい見比べて。
これじゃダメじゃん。なんて思いながら次の一歩を踏み出していくのだろう。
過去があるから今の自分の良し悪しが分かる。後ろをしっかり見ながら、前に進んでいきたいのだ。