「デザイン 」というものに興味を持ってから、デザイナーさんと話をすることが増えた。
デザインと言っても、ポスターなどを作るグラフィックデザイン、ホームページだとウェブデザイン、住居やオフィスなどの空間デザイン、カタチあるものを作るプロダクトデザイン。
デザインというカッコイイ単語から、色んなものを知ることができた。
そんな知識が少しずつ溜まってきたから、色んなものが気になるようになる。
職場で水を飲むことが増えた。比較的自由な職場なので、2リットルのペットボトルの水を持ちこみ、紙コップを使って飲むことにしている。
よく買うブランドは、サントリーの「南アルプスの天然水」、通称「ナンテン」だ。
駅のホームにあるコンビニエンスストアで1本100円で売っている。
ちなみに1リットルのいろはすは168円する。
コンビニエンスストアのプライベートブランドだと、2リットルで96円程度。ちょっと安い。
あまり気にせず、適当に水を買う。
あるときに気付いたのは、ナンテンの水が注ぎやすいこと。
気泡が入るときにコポコポと暴れることが少ない、注ぎ口から紙コップへ綺麗なラインを描いている。
注ぎやすい水
それを謳っているいるわけではない。中心部がくぼんでいて持ちやすい!とは書いてあるけれど、綺麗に水が出ることは書いていない。
他社の水でも試してみた。近くのドラッグストアで68円で売っている水、ハイソなスーパーで売っている300円くらいする水。
注ぎやすいのはナンテンだった。しかもボトルを開封した直後のたっぷり水が入った状態でも注ぎやすい。
ペットボトルの水と言えば、南アルプスの天然水か、六甲のおいしい水か。後者は名前が変わってしまい、おいしい水 六甲 となってしまったが。
1991年に発売開始されたナンテン、ペットボトルの形状にどれだけこだわっているか、具体的な記述は見つからなかったが、ここのボトルはすごく注ぎやすい。
こんな小さなところでも、ブランドイメージを守る取り組みがされているのだろうか。
それに気づいてからというもの、職場のデスクで飲む水は、ナンテンだけになったのだ。