タイムラインを流れていたg.O.R.iさんのツイート。
dマガジンをHuaweiのタブレットで見せてもらったんだけど、文字が汚すぎて読めたもんじゃないな。レスポンスも悪いし、使い物にならん! pic.twitter.com/gJALYrkcx6
— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) 2020年6月12日
dマガジンというスマホやタブレットで雑誌が読めるサービスがある。
それをHuaweiの端末で見たら、文字が汚すぎて読めたもんじゃない。
とのコメント。
g.O.R.iさんが運営しているゴリミーというサイトはテック系、スマホやタブレット、PCなどのガジェットを取り扱っている個人サイト。
だから、というわけなのだろうか。このツイートに対して、「端末が古いから」「スペックが低いから」とコメントする人がちらほら。
事実として、端末が古く、スペックが低いから、文字がギザギザに見えてしまうのかもしれない。
だから文字がギザギザに見える原因は端末、もしくはdマガジンが低スペック端末に対応していないことだ。
が、ここの本当の問題はちょっと違う。
美容院での一コマなのだ。カットの間に雑誌でもどうですか?というサービスの現代版。紙の雑誌の代わりに、タブレットで読める雑誌を手渡されたのだろう。
とすれば、g.O.R.iさんが端末やdマガジン選んだのではなく、暇つぶしに与えられたものなのだ。
その画面表示がイケてない。
端末起因かもしれないが、この問題はこのクオリティでしか読めないものを、「暇つぶしにどうぞ」と提供している美容院や、この美容院に「紙の雑誌の代わりにタブレットで読める雑誌はどうですか」と売り込んだ営業や代理店だろう。
美容院にくる一般ユーザーは端末スペックを選べるわけじゃない。
純粋に与えられたものが、暇つぶしのサービスとして不適だったということ。
美容院にくる一般ユーザー目線では、端末のことを考えずイケてないサービスを提供していることが問題で、実際にどんな感じで読めるのか確認しないまま提供していることが問題で、確認していたとしてもユーザーが求めるレベルではないことに気付かないことが問題。
これが美容院目線だとして、端末選定の自由が美容院側にあったとしたら。低スペックな端末を選定したことに原因があるということ。
問題の切り分け、解決への一歩、その判断は難しい、間違えてしまうと解決すらしない。
会話がすれ違う原因は、その人の立場、環境まで考えられないことだ。
対象の人がどのレイヤーにいるのか、どのポジションなのか、なんてことをきっちり考えたうえで、〇〇がダメなんだ、と言ってほしいな。
なんて思ったキッカケだった。