自責と他責
最終的にどちらが正しいかは別にして。自責の考え方を持っておく必要がある。
何でも他人の責任にする人。
企業での中途採用面接をしてたとき、よく見かけた。
・上司が悪い
・環境が悪い
・部下が悪い
・商品が悪い
もちろん、その通りだ!と思うこともあるが、それはごく一部。
「あいつが悪いんだ」としか考えられない思考に問題がある。
だからといって全てを自責にする人、それはそれで負担が大きい。
どちらかに偏るのではなく、冷静に現状を判断することが必要なのだ。
フリーランスの方から相談を受けたこともある。
・クライアントの対応が悪くて、やってられないんですよ
と。
その方とやり取りする中で、問題があるのは本当はどっちなんだろう。と思うことがあった。
約束を守らない、丁寧な言葉遣いができない、誤字脱字が多い。などなど。
原因は彼にもあるんだろうな、それに気付いていないとしたら。その原因は彼自身なのではないだろうか。と思うようになってしまった。
クライアントが実際にどんな対応をしていたかは、又聞きでしか分からないが。
面白いことに、それを見つけたとしても。注意してくれる人なんて、ほとんどいないのだ。
そんな面倒なヤツと関わりたくないと思ってしまうから。
恐ろしいほどの武器を持っているなら、労力をかけてでも一緒にやっていこうと思うけれど。
どんぐりの背比べ程度なら。選ばれなくなるだけ。
当たり前のそれが、できない人が多いのも事実だ。
問題が発生したとき。
俯瞰的に自分を見てみたい。どうしてこの結果を招いてしまったのか。
他責にしたい気持ちも分かるからこそ、自分に責任があったとしたら、、、と考えてみることも重要。
自分向けの再発防止策を、自分の中で生み出していく必要がある。
なぜなら、仮に自分に問題があったとき、それを丁寧に教えてくれる人はほとんどいないから。
ご縁が無くなりました。といって終わることのほうが多い。いや、ほとんどがそうだ。
第三者目線で、冷静に判断して。
どこが悪かったのか、どこに問題があったのか。
どのレベルで問題が発生しているのか。を見極めていきたいもの。
その時に、もっと自分が手を差し伸べられたら、と思うこともたくさんあるだろう。そうやって頭を抱えて負のスパイラルに陥ることもあるが。
ある程度のラインで、「しょうがない」と割り切ることも必要である。
それは、どちらの立場になっても、だ。
仮にその場で終了したとしても。自分に対する再発防止は、その日以降に役に立つ。
このままじゃダメだから、ちゃんとフォローしておこう、と。
フォローすることが分かっていながらフォローしなかったのと、フォローすることすら分からなかったのでは、視座が違うということ。
自分が悪い、ということ。自責の目線も幾分か用意して、モノゴトには取り組んでいきたいもの。