人それぞれ求めているものは違うので、価値は単純に計算することができない。
喫茶店に行くのは一息つきたいのかもしれないし、誰かと話をしたいのかもしれない。パソコンを広げて作業をしたいのかもしれない。
そうすると、おいしいコーヒーであることの優先順位は低くなる。
電車に乗っても、早く到着することだけが価値になるわけではなく。
ちょうどいいタイミングで到着することを求められるかもしれない。
本を読むには、映画を見るには、一眠りにするには、その時間が短すぎることもある。
一般的な、というラインで話をすることもあるだろうけど、価値は単純に計算することができない。
相手の立場にたってあれこれ考えるのもいいけれど、その相手が見えない相手なのであれば、プロダクトアウトで攻めるのもひとつ。
単純に計算することができないものを、あれこれ悩んでいても。その間に手を動かすことができる、ということだ。