同じモノを買うなら気持ちよく買いたい。
そこにいくらまでお金を払えるか。
ある経営者は「社員教育なんて必要ない」と言った。
「常識ある社員は、それなりにやってくれる。売っている商品が魅力的であれば、お客様は選んでくれる」
また一方で「ドリルを売るな、ねじ穴を売れ」というように、接客や提案を重視する経営者がいるのも事実。
どちらが、良い悪いではなく、色々な考え方があるということ。
気持ちよく買いたい
同じモノ、同じ値段、同じ距離であれば気持ちよく買いたい。
もちろん「気持ちいい」には、いろいろな気持ちいがあるだろう。
- すぐに買える
- 店員さんが親切
- 店内が空いている
- 駅から近い
- 雨に濡れない
- 駐車場が広い
その日、そのときの気分で「気持ちいい」を選び、それが満たされるところに行く。
晴れの日と雨の日では違うし、一人で行くときと家族で行くときは、また違う。
品物の料金には接客料も含まれるのか。
商品の値段は、様々なコストが反映されている。
配送料が高くなりがちな島しょ部、山間部などは、品物の値段も高い。
24時間やっているお店は、人件費などのコストがかかる。
何かしらの料金がプラスされているわけだが。
そこに接客料金は、どれくらい含まれているのだろうか。
高級レストランや部屋食の旅館などは分かりやすい。
それ相応のスタッフが、丁寧に接客してくれる。
ある程度の接客料金が含まれているのだろう。
では、スーパーマーケットや、コンビニエンスストアではどうだろうか。
スーパー、コンビニの目的は、売っているものを買うことだ。
卵が欲しい、ビールが欲しい。
それが手に入れば目的達成。
楽しい買い物空間、楽しいひとときはどれくらい求められるのだろうか。
レストランや旅館のそれとは違う。
目的が違うから。
だからといって、不愛想にするわけにもいかず。
標準、普通、可もなく不可もなく、程度がよいのだろう。
適度に接してくれたほうが気持ちいい
ほかっておいてくれたほうが気持ちいい
色んなタイプがいる。
気持ちよく買い物すること、なかなか難しいんだよな。
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