経験が発揮されるときは、いざというときか、全くいつもどおりのとき。
トラブルが起きたとき、冷静に対処できるのは充分な経験が身についているから。
次に何をしたらいいか、どうしたらいいかを把握している。
逆にいつもどおりのときも、実は経験を発揮している。
「今日はカレーライスにしよう」となったとき、材料を買うことができればそれは充分な経験が身についていること。
東京駅で中央線から東海道新幹線に乗り換えができれば、それも充分な経験が身についている。
乗り換え時間が3分しか無い!!とダッシュしても辿り着くのは、充分な経験があるから。初めての駅では、そうは上手くいかない。
経験とは、なかなか気付きにくいもので、数値化しにくいもの。
当たり前のようにできてしまうそれが、そもそも経験なのだから。
よそ見をしながらパソコンで文字を入力することもできる。自分ではなんとも思っていなかったが、それを見た友人はひどく驚いていた。
朝から晩まで嫌になるくらいキーボードを触っていれば、必然的にそうなってしまう。
それがつまり経験ということ。いざというときか、全くいつもどおりのときか。
経験が発揮されるときは、そんなときくらいしかない。