例えば1冊の本で、本当に伝えたいことはどれくらいあるのだろうか。
具体例、過去の事例などを並べて、理解しやすくしてくれる配慮があると、どうしても冗長的になってしまう。
それはそれでしょうがないけれど、実際に伝えたいことは1文だったり、1節だったり。ずいぶんと少ないものだろう。
俳句のように少ない文字数だとしても、共通の背景や、共通の言語があれば、ずいぶんとコンパクトにまとめることができる。
共通のものがなければ、それらを丁寧に説明する必要があり、分かっている人にとっては冗長的になってしまう。
空気を読むというか、察するというか、相手の本当に伝えたいことは何だろうか、なんてじっくり考えると。
全く見えていないところに答えがあることも。
その当たりのバランスが上手い人の文章は、心地良く感じられるし、ちょうどいいと思うのだけど。