「好奇心を人任せにしないこと」
この言葉に出会ったのは2016年9月25日だった。
東京国際ブックフェア2016で開催されていたトークセッションの一コマ。
正直なところ、本には興味がないのだけど、本好きな友人氏が勧めてくれたので行ってみただけ。
惰性で行ったトークセッションだったが、得られたパワーは計り知れないものがある。
好奇心を人任せにしない
知らないことに興味を持つこと。それをやめないこと。
つまりどういうことなのか。与えられるのを待つのではなく、自らつかみ取りに行け。そんな風に聞こえる。
それを教えてくれたのは、BRUTUSの編集長、西田善太さん。
編集長という立場から、いろんな話を聞かせてくれた。僕の中に深く刺さるものばかりだった。
好奇心を人任せにしない。
相乗りばかりしていた僕にとっては耳が痛い言葉だった。
好奇心を人任せにするとどうなるんだろう。
ぽっかり穴が開いたときに、自分自身で埋められなくなる。
どうしたらいいか分からず、右往左往してしまう。
好奇心を人任せにするとういうことは、自分自身で決断できないということ。
恥ずかしさなのか、プライドなのか、全力で突っ込むことができなくなる。
素の自分が本当の自分なのか、プライドに包まれた自分が本当の自分なのか。
そんなことを考え出すと、自分を信じられなくなる。
頑張りたいとき、踏ん張りたいとき、突っ込みたいとき。
自分自身を信じられなくなる。
好奇心を人任せにしないには。
「何のために?」に対する明確な答えを求めたとき。
ただただ「好き」が答えのとき。そこには好奇心がたっぷりあるんじゃないかな。
気になって気になってしょうがない、どうしていいか分からない。
好奇心を人任せにしないように。
もっと自分が素直になって、好きに敏感になって、もっと心を開いて生きていきたいところ。
BRUTUS(ブルータス) 2019年3月15日号 No.888 [WE ? 平成アニメ。]
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