インターネットでは、あまり家族の話をしない。
僕の中では、まだインターネットと現実は、別の世界のような気がしているから。
とはいいつつ、最近はずいぶんとお互いの世界が侵食し合っているけれど。
とりあえず僕には2つ下の弟がいる。という話。
在宅勤務の影響で、自宅の通信環境を見直すことにした。引き込んでいる光ファイバー云々ではなく、屋内の設備のこと。
作業場と自宅をVPNで繋ぐための準備だ。
屋内配線やWi-Fiの設定をごそっと変えるので、家庭内に事前周知が必要になる。
併せて、新しい設定の連絡もしなければならなかった。
ディスプレイが白黒の時代から携帯電話は使っているが、今日の今日まで弟とはSMSでしか会話をしてこなかった。つまり携帯電話の番号でのメッセージ。
それ以上に、相手に踏み込むこともしなかったし、赤の他人のような存在だからだ。
弟と仲が良いか/悪いか、と聞かれたら、それはどちらでもない。仲良しの概念すらないのだ。
それは、「定食屋さんで3つ隣のテーブルでカツ丼を食べているおじさん」くらいの存在だから。
それが正解かと言われれば、自信を持って「正解だ!」とは言えないけれど、干渉しないされないの、ちょうど良い距離だと思っている。
その弟と初めてLINEの交換をしたのが今朝のこと。
「LINEを教えてくれ」と言われ、まるで興味の無い異性に言い寄られているような人のように「いや、LINE使ってないから」と言おうか迷ったけれど。とりあえずLINEの交換は済んだ。
たぶん、たぶんだけれど、電話番号のSMSだと画像が送れないとか、PCから操作できないとか、その程度の面倒くささがあったからだ。
とりあえずLINEを交換したけれど、この距離は今まで通り変わらないような気がしている。
インターネットが繋がらなくなったとか、新しいIPアドレスを振り当ててくれとか、そういう業務連絡にしか使われないはず。
その距離感がちょうどいい。そういいながらも、少しだけ前に進めたような気がしている。
実家にサーバーラック(というか情報ラック)の設置終了。
— スズキ😎今日も絶好調! (@acogale) 2020年4月17日
これで遠隔地バックアップが捗る。 pic.twitter.com/hwifQOM6dM