あなたが誰かに質問する場合。
できるだけ前提としている条件を相手に話した方がいいですよ。
前提条件が共有されないまま質問を始めると、本来求めているレベルの回答を得るまでにとてつもない労力を使います。
例えば、「美味しいハンバーグの作り方を教えてほしい」と質問されたとき。
- ハンバーグの材料を混ぜる
- ハンバーグの形に成形する
- フライパンで焼く
というのがおおよその流れです。
これで満足するかどうか。
「そのくらい知ってるよ」と言われることもあるでしょう
そうならないためにも、前提としている条件をしっかり共有しなければいけないんです。
ハンバーグの例であれば、
- 家庭用なのか、お店で出すのか
- ノーマルなハンバーグなのか、アレンジされたハンバーグなのか
- 材料は容易に入手できるのか、限られたものがあるのか
- すぐに食べるのか、お弁当に使うのか
- あなたの料理の腕は一般人か、プロか
- 苦手な食材はあるのか、なんでもOKなのか
など、詳しく聞けば、ぴったりとマッチする提案やアドバイスができるかもしれません。
実はお店で出すレベルのハンバーグを作りたいのに、子供のお手伝いレベルのアドバイスをされても困るわけです。
お互いに不幸になります。
お互いに、お互いのことをよくわかっていないんですよ。
どうしてこの質問をしたのか、理解できていません。
理解できていないような質問があると、それに質問で返さなければいけなくなります。
- どんな目的
- 誰向けに
- 予算
- 時間
他にも聞きたいことがたくさん。
その質問の往復で、疲弊してしまいませんか。
面倒だと感じるんですよ、ふわっとした質問って。
だから答えてもらえなくなる。
雑に扱われた印象を受ける。
あの人は、質問したのに答えてくれない。
となる。
質問された人は、面倒な質問してくるヤツがいた。となる。
お互いが最低限の労力で、最高のリターンを得るためにも、具体的な前提条件をしっかりと共有
「普段の料理でハンバーグを作るんだけど、焼くときにいつも焦げてしまって困っている。」
というだけでも、ずいぶんと印象が違う。
そこに、参考にしたレシピや、使ってるフライパンのことなどを書けば
知識や経験のある人だと、あっという間に答えを導いてくれるだろう。
ふわっとした質問をするのは自分本位の人
相手から良い情報をいっぱい引き出してやろうと思うなら、具体的な前提条件を共有したほうがいい。