特に最近の話、いつにも増してドライな気性になってきた。
他人に深い興味はない。思慮深く考えることよりも、直感を大事にしてしまっている。
たまに友人知人の相談に乗ることがある。が、その相談内容は薄っぺらい。
もちろん最終ゴールの相談でなければ、薄っぺらくてもいいのかもしれない。
相談をしてくる人の多くが、ゴールが見えているのだ。
「上司の考え方が合わないんだよね」という相談は、「会社を辞めても大丈夫かな」ということがある。
相手の話を、どこで拾うのかによるが、会社を辞めたいことを前面に出さないと、本当の相談は難しいものだ。
上司、同僚とのコミュニケーション術を語られても、「そうじゃないんだけどなー」と思っておしまいだ。
つまり会社を辞める動機がいまいちだったり、後ろめたいものだったりする場合、辞める動機をわざわざ探してしまう。自分自身を納得させるために。
その結果が「上司の考え方が~」などと、人間関係に収束する。
本当に相談しなければならないのは、「会社を辞めたいんだけど」ということだ。
その後押しをしてほしくて相談する人だってたくさんいる。
辞めない方法を教えて欲しいわけではなく、辞めることを後押ししてほしいのだ。
全く逆の答えになってしまうからこそ、その言葉のチョイスは大切にしたいし、もっと自分の意思を明確にしてほしい。
答えは決まっていて、その答えを言ってくれる人を探している人さえいる。
そんなくだらない茶番には付き合っていられないのだ。
自分自身のことだからこそ、自分の気持ちを精一杯表現してほしいし、本当に意見や考えがなくてアドバイスを欲しいというなら、もらったアドバイスを実行してほしい。
そういう話はもうお腹いっぱいなのだから。