ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

あなたの相談が求めているものは、アドバイスなのか、後押しなのか

特に最近の話、いつにも増してドライな気性になってきた。

他人に深い興味はない。思慮深く考えることよりも、直感を大事にしてしまっている。

 

たまに友人知人の相談に乗ることがある。が、その相談内容は薄っぺらい。

もちろん最終ゴールの相談でなければ、薄っぺらくてもいいのかもしれない。

 

相談をしてくる人の多くが、ゴールが見えているのだ。

「上司の考え方が合わないんだよね」という相談は、「会社を辞めても大丈夫かな」ということがある。

相手の話を、どこで拾うのかによるが、会社を辞めたいことを前面に出さないと、本当の相談は難しいものだ。

 

上司、同僚とのコミュニケーション術を語られても、「そうじゃないんだけどなー」と思っておしまいだ。

 

つまり会社を辞める動機がいまいちだったり、後ろめたいものだったりする場合、辞める動機をわざわざ探してしまう。自分自身を納得させるために。

 

その結果が「上司の考え方が~」などと、人間関係に収束する。

 

本当に相談しなければならないのは、「会社を辞めたいんだけど」ということだ。

その後押しをしてほしくて相談する人だってたくさんいる。

 

辞めない方法を教えて欲しいわけではなく、辞めることを後押ししてほしいのだ。

全く逆の答えになってしまうからこそ、その言葉のチョイスは大切にしたいし、もっと自分の意思を明確にしてほしい。

 

答えは決まっていて、その答えを言ってくれる人を探している人さえいる。

そんなくだらない茶番には付き合っていられないのだ。

 

自分自身のことだからこそ、自分の気持ちを精一杯表現してほしいし、本当に意見や考えがなくてアドバイスを欲しいというなら、もらったアドバイスを実行してほしい。

 

そういう話はもうお腹いっぱいなのだから。