世の中には相性がいい人、落ち着いて一緒にいられる人、居心地がいい人がいる一方で、生理的に受け付けない人もいる。
仕事をしていく上で、一人でやりきることは少なく、誰かと一緒にやっていく、前工程や後工程に誰かが絡んでいることがほとんどだ。
会社員でも、社長でも、フリーランスでも同じことで、特定の担当者だったり、たまたま相手をしてくれた人だったり、どこかに人が介在する。
僕も人間なので、好き嫌いはあるし、気持ちの浮き沈みもある。
だから、できれば「好き」な人と仕事をしていきたいし、「好き」な人と一緒にいたい。
特に看板を背負っている仕事であれば、取引先も外注先もパートナーも自分自身で決定できる。
だから余計に「好き」な人を選びたくなる。
それは本当にビジネスなのだろうか。
僕の知っている「好き」は本当の「好き」なのだろうか。
好きだったフリーランスの仲間がいる。今となっては「嫌いじゃない」程度かもしれない。
ビジネスの話を一歩二歩踏み込んでしていると「この人とは無理だな」と思うことがしばしば。
そうなると距離は一気に離れてしまう。ここ最近、声も聞いていないし、顔も見ていないのだ。
僕はその人の、ある一面しか見ていなかったのだろう。
アウトプットにおけるクオリティではなく、その人を見ていた。
これは果たしてビジネスなのだろうか。
「好き」という気持ちは強烈な熱源になるけれど、それは始めの一歩でしかない。
本気でビジネスをするなら、嫌いだとしても頼まなきゃいけないこともある。
そのストレスで生産性が下がるなら、ちょうどいい折衷案を見つければいい。
どうしても好き嫌いでパートナーを選びがち、でもそれは後々自分を苦しめることになる。
少し距離があるときは「好き」だけど、がっちりやっていこうと思うと「嫌い」になることが続いた。
納品して頂くデータのクオリティが低かったり、期日に間に合っていなかったり。
今日もその連続で、仕事じゃない付き合いでの楽しさはあるけど、ビジネスとして付き合っていくには向かない人なんだと、実感。
それでもどこかに「好き」という気持ちがあるから、しょうがないかな。と思うようにしているけど。このモヤモヤをうまく処理できるようになれば。。。
公私混同がいけないって、こういうことなのかもしれない。
それでも、好きな人は「好き」なんだよね。
図解 よくわかるこれからの外注管理―なるほど!これでわかった (DO BOOKS)
- 作者: 坂田慎一
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2005/06
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る