こんにちは、スズキです。
例えば朝礼で、5分あるから「好き」なことと「嫌い」なことを話してください。
と言われたら、どれくらいの人がスピーチできるのでしょうか。
内容は自分の好きなモノと嫌いなモノなので、すごく簡単なんですよ。
カレーライスが好き、高いところが嫌い。
そういう好き嫌いのモノに、体験談や経験談を肉付けしていくだけ。
ただそれだけのこと。
もしかしたら、小学生のほうがよっぽど上手に話をするかもしれません。
なぜ僕が、なぜ大人がそういう話ができないのか。
それは完璧を求めすぎるからでしょう。
「5分話してください」と言われたら、5分話すことに気を取られてしまう。
「1分も話ができないかもしれない」と思った人ほど、もたもたしてしまいます。
簡単なことだからこそ、キレイに完璧に終わらせたいと思うのでしょう。
あたふたしている間に無残にも時間は過ぎていくわけです。
さっさと、何か話をすればいいんですよね。
「昨日の晩御飯はカレーライスでした」
から始めればいいわけです。
好きなことを、それに付け加えていけばいいだけのこと。
人は話をしながら、頭の中で考えることができるんですよ。
言っていることと、思っていることに乖離があれば「あれ?なんでこんな話、してるんだっけ」と思うわけです。
まずは何か話をしてみれば、あとは勝手にネタが付いてきます。
これが2時間、3時間となれば別ですが、5分なんてあっという間です。
まずは行動してみることが大事なんですよね。
話の中で相手の反応、相手の様子をチェックします。
頭に「はてな」が付いている人がいれば、もう少し優しい言葉で、嚙み砕いた言葉で伝えてあげる。
聞いてくれている人のパワーがゴリゴリ伝わってこれば、こちらも力を込めて話をする。
そのリアクションを汲み取りながら、その場に合わせて続けていけばいい。
自分が話をすることで、相手からリアクションをもらえることで、自分がいったい何を言いたかったのか、どういう気持ちだったのか、
再認識できるんですね。
「いやいや、オレの言いたいことはそれじゃない」と思うこともあれば「あぁ、こう伝えればいいんだ」と思うことも。
頭の中でどれだけ考えたって、机上の空論で終わってしまいがち。
とにかく色んな人に、気持ち、思いをぶつけることが重要なんです。
そこで黙っていないで、もっと話すことを大事にしましょう。
その思いが、相手に伝わったときに、自分が一回り成長するんですよね。