こんにちは、スズキです。
僕は会社員として働いていますが、会社外での活動もちらほら。
取り立てて難しいことではなく、交流会や勉強会のようなもの。
年齢も20代が多いところもあれば、40代、50代が多いところもあります。
交流会や勉強会でわいわいしているとき、たまたま偶然、数人で同時に名刺交換することがあります。
3~4人で他愛もない話をしているときに「ぜひご挨拶させてください」というような流れで。
このときに、20代の集まりと、40代の集まりで決定的に違うことがありました。
それは、"社長"の文字に対して、どんな質問をするか。ということです。
具体的に言えば、
20代は「どうやって社長になったのか」「儲かっているのか」
40代は「従業員はどれくらいか」「何期目なのか」
確かに、経験の差があるにせよ、意識はずいぶんと違うんだなぁと感じました。
経営者同士で話をしているところを聞いても、何年続けているのか、という話が出てきます。
10年を超えたあたりから、明らかに反応が変わりますね。周囲の反応で言えば、売り上げよりも、継続年数だったりします。
それについて、あるデザイン会社の社長さんと話をする機会がありました。
簡単に言えば、
「社長はお金さえあればなれるけど、年単位で続けていくことは並大抵の努力じゃ無理だ。」
ということだそう。
登記するだけのお金、数十万円あれば社長にはなれますね。
その会社が、コンスタントに売り上げを上げ、従業員に給与を払い、運転していく。
ここが、かなり難しいとのこと。
5年後に8割の会社が無くなるとも言われているので、5年続けは上位20%、10年続けば上位5%くらいの会社になるのでしょう。
年商は扱っている商材や、原価率によって大きく変わるとのこと。
ただ、会社として続けられているということは、相当なパワーが必要です。
何かを始めようとするとき、気持ちも高ぶっているので、一気に事を進めることができます。
その大きな波が去った後、コツコツと淡々とやっていくことが大事なのでしょう。
入金と出金のタイミングが違い、数ヵ月にわたって赤字になることも。
メンタルの面でも耐えていけるのか。
会社を続けることは大変なことなのでしょう。
これは会社以外にも当てはまることなので、とにかくコツコツと、どれだけ続けていけるのか。
このことをもっと大事にしてもいいですよね。
あるライターさんから聞いたことば。
何の変哲の無いものでも、20年続けたら立派な作品になる。
その日の天気、駅前の写真、履いた靴下の色。
1枚だけ、1日だけでは、価値になりづらいが、20年続けていたら。
それが立派な作品になる。
勢いも大事だけど「続ける」ということを、もっと意識していきたいものです。
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