陸と船をつなぐ桟橋。
正確には浮桟橋かもしれない。
陸の施設とがっちりつながっていないものが多い。
海側は浮いている。
陸側は遠く離れていかないように固定している。
それだけの設備であるところが多い。
満潮時、干潮時の変化にも耐えることができる。
浮いているところを「ポンツーン」と言うらしい。
陸と海。
異なる2つのものをつなぐには、程よくあそびがあるほうがいいのだろう。
ガッチガチにしていると、不具合があったり、調整に手間がかかったりする。
特に海は潮位が変わるので、陸に合わせれば水面からの高さが変わることになる。
あるモノとあるモノをつなぐとき。
例えば、家と外をつなぐとき。
あまりにもガチガチにすると良くない。
適当な塩梅で、適当にあそびがないと。
何かと何かをつなぐときに。
もう少し柔軟になれるような環境を用意するのも大事だと思うわけで。
浮桟橋のようにふわふわしながら、お互いのちょうどいいところにいてほしいわけです。
ほどほどに歩み寄って、ちょうどいいところを。
折衷案を出せるような環境で。
どちらかの意見を一方的に押し付けるのでは、いいことが少ないと思うんですけどね。
桟橋のような大きなものが、ただ浮いているだけ。
ぷかぷか浮いているだけということが許されている。
改めてじっくり見たときにビックリしました。
桟橋の余裕を見習って、もう少し柔軟に。
特に違う文化、違う世界、違う相手のときには、ちょうど間をつなげてくれる浮桟橋のような存在を見つけて。
お互い仲良くやっていこうと思うきっかけになりました。