現在地と目的地を明確にしないと、誰も助けてくれない

道に迷ったときもそうだ、人生に迷っているときもそうだ。

現在地と目的地を明確にしないと、誰も助けてくれない。たとえ助けてくれたとしても、その効果は発揮されない。

現在地というのは前提の共有。今の自分がどこにいるのか、どうしてそこにいるのか、どうやってそこまできたのか。を説明しないと、スタートしない。

なぜなら、その人が認識している現在地が、そもそも間違っている可能性があるからだ。それまでの過程も確認することで、現在地の精度をあげていく。間違っていることは非常に多い。

「東口に着いた」と思っていたら、西口にいた。なんてことはよくある。目の前にマクドナルドがある、ユニクロがある、バス停がある。という多くの情報を相手に与えることで、現在地がはっきりする。だから情報を出し渋ってはいけない。

道に迷ったときだけではない。

事業に迷ったとき、副業で迷っているときも、今の自分の位置や考え、つまり現在地とそこに辿り着いた過程をきっちり説明したほうがいい。

アフィリエイトを始めたんですけど、全然アクセスが集まらなくて。どうしたらいいですか？

と聞かれても困る。毎日こまめにコミュニケーションをとっている恋人からだとしても、情報が少なすぎて困る。

ということくらいは、事前に共有してほしいもの。精度の高い回答が欲しいと思ったら。

現在地だけでなく、目的地も共有しないといけない。そもそもの前提が間違っている、不適かもしれないからだ。

徒歩5分で着く距離なのに「タクシーはどうやって呼んだらいいですか？」と聞いているかもしれない。

全容が見えないと、適切なアドバイスはできない。また、アドバイスされても意味が理解できないことも多い。だからふんわりとした、当たり障りのない、効果が少ないことしか言ってもらえない。

また、「効果が少ないアドバイスだったら、何も言わないでおこう」と思う人も多くいるということ。こちらから改めて質問するのも面倒だし、その気遣いができない人に、わざわざ手を差し伸べようと思わないのも事実。

結局のところ、誰も助けてくれない。もしくは質の悪い情報や悪意のある情報しか手に入らないことばかりだ。

「質問力」と言われることもあるが、質問力とは「現在地と目的地を説明できる能力」ということだろう。

最短距離でゴールに向かいたいなら。現在地と目的地をしっかり説明しよう。

ちゃんとやれ!