こんにちは、スズキです。
立川志の輔の落語で「バールのようなもの」というのがあります。
バールのようなもの、妾のようなもの、それぞれが「ような」という単語で盛り上がるのですが。
日々、日本語を使って生きていますが、「ような」について、詳しく説明できる自信がありませんでした。
頭の中では、なんとなく分かるけれど、何がどう違うのか。
それを教えてくれたのは辞書にあったんですね。
gooの国語辞書で調べてみました。
辞書によると、「ようだ」には6つの意味があるそうです。
1 ある事物の性質・状態が他の事物に似ている意を表す。「今日は真夏のような暑さだ」
2 例示の意を表す。「隣のおばさんのような働き者は少ない」
3 (主に文末に用いて)不確かな、または婉曲 (えんきょく) な断定の意を表す。「この機械はどこも故障していないようだ」
4 (多く「ように」の形で)ある動作・作用の目的・目標である意を表す。「わかりやすくなるように並べかえましょう」
5 (「ように」の形で)婉曲 (えんきょく) な命令・希望の意を表す。「開始時刻に遅れないように」「今後ともよろしくご指導くださいますように」
6 (「ようになる」の形で)以前の状態から変化した結果として、今の状態があるという意を表す。「やっと泳げるようになった」
意識してはいなかったけど、この6つを日常的に使い分けていました。
ただ、それを説明しようと思うと、具体的に説明できなかったのです。
「バールのようなもの」の場合は、1番のことでしょう。
似ている意味、バールっぽいものという意味。
これが「妾のようなもの(女)」になると、2番の例示になる。
どちらも「ような」だけど大きく違う。
日本語は難しいし、日本語は面白い。
それにしても、辞書は頭の中のもやもやをすっきり解決してくれる。
辞書を開かなくなって、どれくらいになるだろう。
もやもやを解決するには、辞書が最も適している「ようだ」
- 作者: 山田忠雄,柴田武,酒井憲二,倉持保男,山田明雄,上野善道,井島正博,笹原宏之
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2011/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (16件) を見る