RPGゲームをするとセーブポイントに出くわすときがある。
その先でライフが尽きても、セーブポイントから復活できるのだ。
直径1m前後の光の輪が円柱状に降り注いでいるそれは、RPGゲームにとって大事な戦略ポイントになっている。
以前、人生はロールプレイングゲーム(=RPG)だ。と例えた人がいた。
経験値を積み、敵と戦い、ゲームを進めていく。
とすれば、人生にもセーブポイントがあるのだろうか。
人それぞれに、素敵な思い出が残っている場所がある。
それが人生におけるセーブポイントだ。
通っていた学校
素敵なマスターと出会った喫茶店
飲み歩いたあと、必ず寄っていたラーメン屋
初めての一人旅で降り立った駅
遠距離恋愛の恋人と待ち合わせしている時計の下
それぞれの場所が自然とセーブポイントになっている。
RPGのセーブポイントほど高性能ではないので、完全に復活できるわけではないが。
当時の記憶、当時のこと、いつもの思い出。
それが一気に蘇ってくる。
小さなセーブポイントもあれば、大きなセーブポイントもある。
5年ほど足を踏み入れていない飲み屋さん
先週も行った展望台
僕のセーブポイントはどこだろうか。
気分がすっきりして、ライフゲージが回復するポイントはどこだろうか。
ちょっと人生に疲れたときは、セーブポイントを巡ってみると頭が柔らかくなりそうだ。