ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

攻めることと同じくらい、守ることが大事

最近、周りにフリーランス、経営者の方が増えた。

自分がそういう立場になると、行く先で出会うのは同じような人。

類は友を呼ぶということか。

年上のフリーランス、経営者の方と話をすることも多い。

その中で出てくる話題は「守り」について。

「稼ぐ方法ばかり取りざたされているけれど、守ることも大事だよ」とアドバイスをもらった。

 

契約書ってどうやって読めばいいのか、注意しなければいけない事項。

大型案件を受注するときに気をつけること

新規取引の会社のチェック方法など。

フリーランスの仕事は、メインの作業だけが仕事じゃない。

 

例えば「ライター」であれば、書くことだけが仕事じゃない。

例えば「カメラマン」であれば、撮影することだけが仕事じゃない。

書いたり、撮ったりするだけでなく、

 

事前の営業、準備段取り、外注への発注、発注における契約、納品・検収、請求書の発行、外注からの請求書受領、入金確認、支払い確認、帳簿への記載、確定申告、著作物のライセンス維持などなど。

 

やることたくさん、本当にたくさんある。

でも、フリーランスになりたい人セミナー!!みたいなところに行くと、教えてもらうのは仕事の獲得がメイン。

もちろん仕事がないとお金もなくなるので、仕事を獲得することは非常に大事なのだけど。

 

その取引先は信用できるのか、入金までのスケジュールは大丈夫なのか。

と、事前のチェックが必要なのだ、全てが自己責任になってしまうから。

取引先の信用調査とかどこまでやっているのだろう。と思う。

数ヶ月したころに「入金がなくて困っている」なんていう相談を受けたりもする。

もっとも2年経過すると時効になるので、相手にもしてもらえなくなるとか。

 

守りを知った上で行動すると、どうしてもスピードで負けてしまう。

リスクを背負った上で、スピードを売りにするのもひとつの手かもしれないが。

未入金問題や、減額問題などの話はよく聞くので、気をつけたほうがいいんじゃないかと。

 

ベテランフリーランスは、知らず知らずのうちに経験から守りを覚える。

それを最大限に活かし、自分の損失を減らしていくために。

攻めてばかりもいいけれど、守るところは守ったほうがいい。

 

 

フリーランスの教科書 (星海社新書)

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