ある営業所の年間目標が10億円だとする。
目標未達だと、営業所は閉鎖になる。
リミットまでの期間はあと2ヶ月、足りない分は3億5,000万円。
例えばこんな営業所があったとする。
年間10億円売り上げないと営業所は閉鎖してしまうのに、10月が終わった段階で3億5,000万円不足。
10億÷12ヶ月=8,333万円
2ヶ月で3億5,000万円足りない、というのは平均の2倍以上、頑張らないといけない。
そんなときに上司から。
「未達のときは、この営業所の存続を考えなければいけない」
と言われるとして。
僕の頭の中には「あぁ、閉鎖も視野にあるんだな」と思うわけだ。
頑張れ、頑張れと発破をかけられても、閉鎖する選択肢もあるんだな、と思うわけ。
どうしても存続させたい!という強い意志があるならば。
「なんとしてでも3億5,000万円、達成しろ!」と言うと思うから。
未達だと営業所が閉鎖→それだと困るよね→ということは→目標達成頑張ろう!
というストーリーがあるのかもしれないが、そこまでの気持ちは感じられない。
素直に、未達の場合は事業所が閉鎖になるよ、ということしか受け取らないし、受け取らないようにしている。
つまらない駆け引きをする人に付き合っているほど、暇でもないし、気持ちも動かない。
「お前の意見はどっちなん??」と思うだけ。
でも、残念ながら、そういう上司先輩がたくさんいる。
責任を取りたくないからだろうか。道しるべを示さない人がいる。
そのくせ、誘導尋問のように相手を操ろうとするのだけど。
そういう小手先のテクニックは通用しないのだ。腹に決めた思いをぶつけたらいいのにな。なんて思う。
結局、誰も動かないのだ。