ぬるま湯につかってしまうと、それがちょうどいい心地になってしまう。
誰かにグサっと指摘されないと、ぬるま湯であることすら忘れてしまう。
ふと数か月前、数年前の自分を振り返ってみたとき。
「あの頃は全力で走っていたなー」と思い出すのだ。
スキルと経験と仲間によって、全力で走ることがなくなった。
ある程度のことは頭の中で予測でき、起こりうるトラブルの対処も事前にできるようになった。
真剣に考えなくても、上手くいくことが増えた。
となると、色々が惰性になってしまう。
本気レベルが下がっているので、ところどころでミスが出てくる。
といっても、自分の中でリカバリーできるものなのだが。
スキルと経験と仲間が手に入ったなら、それらをうまく活用し、さらなるレベル向上を目指すのが本筋だろう。
ともなると、まずは脳みそに汗をかかなければならない。
頭をフル回転させるというのは、非常に難しいことだ。
身体であれば、走ったり動き回ったりすればいいのだけど。
頭をフルに使うとは、いったいどういうことなのだろうか。
動きが見えないだけに、判断しづらい。本当に汗をかいてくれれば別なのだが。
9月に入ってから、頭がグルングルン回っている。
これだけ気持ちが混ざり合うのは久しぶり。
もっと頭を使いたい、もっとフル回転させたい。今やらないと、この先やらないだろう。やれなくなるだろう。
まさに今しかないのだ。
フル回転を目指して。脳みそに汗をかきたい。