ミニマリストという生き方の中に「選択肢を減らす」という効果があるそうです。
多くの中から選ぶ楽しみがある一方で、迷うことに時間をとられているのも事実。
選択に縛られることから解放されたくて、「選択肢を減らそう」と思うこともあるけれど、それでは選択肢が減らない。
なぜなら、選択肢があることに困っていないからだ。
選択肢を減らすことで得られるものが見えていないから。
昨日、こんなツイートをしました。
最近モリッと案件を抱えるようになって分かったこと。
— スズキオニギリ@毎日絶好調 (@acogale) December 20, 2017
レスポンス早い=仕事ができる
ではなく、
レスポンス早くやらないと次のやることが迫ってくる
ということ。
早く処理できるものは、どんどん処理していきたくなる。
「仕事ができる人って、レスポンスが早いよね。」
と言われることがありますが、そうではありません。
そのスピードで仕事をこなしていかないと、埋もれてしまうのです。
往々にして仕事ができる人は、多くの案件、難しい案件を抱えています。
その人が「普通」と思う速度が、既に普通ではないのです。
手際よく、さっさとやっていかないと間に合わないのです。
そうすると、レスポンスがよくなってくる。
仕事ができる人にとっても、さっさと処理したいわけです。
レスポンスよく仕分けるための準備や、判断材料は別にあると思いますが。
話は「選択肢を減らす」に戻ります。
選択肢を減らすには、選択肢を減らさないといけない状況になることが一番です。
どうやって減らそうかなーーとのんびり考えていられるうちは、減らす必要がないんです。
朝の1分1秒を無駄にしたくない。
だから、着ていく服を決めておく、スマホや鍵を置く場所を決めておく。
乗る電車、扉の位置、出社してからのやること。
ルーチンで何も考えなくてもできるようにする。
それは、そうしないと困る現状があるから、そうするだけです。
選ぶことが面倒、というよりは、選んでいる時間もない、という状況でしょう。
選択肢を減らすことで機械的に動くことができる。
その分、別のことにアタマのリソースを割くことができる。
そうでもしないと、何も終わらないという状況なのです。
○○したほうがいいなーと思っているうちは、○○しません。
そうしなきゃいけない状況になって、初めて○○するわけです。
頭では分かっているけれど、その状況にならないと、身体として理解できないんです。
別の部分を圧迫することで、実は選択肢が減らせるかもしれません。