匂いは不思議なモノ
目に見えないから
それでも、その匂いのもととなる物質から、匂いの成分が飛んできて鼻を刺激する。
牧場のそばを通れば家畜の匂いがするし、海岸線を通れば潮の匂いがする。
きんもくせいのような香りは分かりやすいし、心地がいい。
窓を開けながらドライブしていると、いろんな匂いが混じってくる。
工場らしい匂い、排気ガスの匂い、工事中の建物の匂い。
面白いもので、いろんな匂いをかぐたびに、過去の経験や思い出が引っ張り出されてくる。
あのときの匂いに似ている、あんな場面があったな。
そうやって互換を楽しませながら、あちこち歩きまわる。
今日は何の匂いだろうか。
青臭い匂いは苦手だけど、夏は夏らしい匂いがピッタリ。またそれを探し求めてしまうのだ。